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知野真澄選手 インタビュー

前作から約2年半。
待望のMasumi SP2ですが、いつ頃から本作の構想を温めていましたか？

バトラスの第一弾を作って頂いた後くらいだったと思います。

今もそうですが、自分にとってSabre(セイバー)は完成形だと心から信頼して使わせてもらってるので、正直変化させるよりも使い続けて、Sabre(セイバー)を100%使いこなせればと思っていました。

しかし、もっと良くなるのであれば改良してみたいという興味と、Sabre(セイバー)ユーザーに寄り添った変化範囲で制作に至りました。

前作(41.0mm／16.5g)と比較して2.0mm長く、1.0g重くなりました。
スペック変化による影響はどのように感じていますか？

重心位置は従来のSabre(セイバー)アキュート、masumiSPと変わらない、ほとんどセンターの前重心です。

長さについては、僕の様なセッティングで同じグリップを試すと指にフライトが当たってしまうと言う声と、前々から少し重さを増やしたかったのですが、そのままの形状では重心が、重心を維持したままだと太さが変化してしまうので、グリップ位置とグリップ感の変化を最小限するためバレルの全長で重さを出す事にしました。

しっかりと刺さる感覚を得られると思います。

メインカットおよびバレルエンドのカットについてお聞きします。
抑え目のウィングカットであった前作に比べ、今回はしっかりと指に掛かりそうなカットになっています。
今回採用したカットの意図をお聞かせください。

実は見た目ほどカットは強くありません。
前述した通りこれまでSabre(セイバー)を使って来た人が違和感なく移行出来る事を前提に、シャフトとバレルの境がしっかりと分かり、グリップ位置をしっかり掴めるカットを作って頂きました。

ニュアンス的には、従来のSabre(セイバー)にグリップ感を付加させたカットと言う事になります。
「グリップ感はあるけど掛からないカットを作りたい」と難しい注文をさせて頂きました。

前方のカットを無くした理由はありますか？

前方のカットはバトラスの機構を作るための副産物と言いますか、僕のスローには関係の無い部分だったので取り除きました。
取り除いた結果、何か流行りの機構や形状も考えましたが、ここはシンプルに従来のSabre(セイバー)アキュートの形を採用しました。

Masumi SPは2019年のエスダーツ総合売上１位でした！
多くの方々にお求めいただきましたが、Masumi SP2も前作を上回る使い心地かと思います。
満を持しての自信作のアピールポイントをお願いします。

本当に嬉しく思います。
ダーツプレイヤーとして、そしてDMCのSabre(セイバー)を使い続けて来れたのは、一重に応援して下さる皆様のお陰です。本当にありがとうございます。

Sabre（セイバー）を超えるSabre（セイバー）ではなく、Sabre（セイバー）の新しい形として、まだSabre（セイバー）使った事の無い方も、これまで使ってくれた方には特に手にしてもらいたいバレルを作って頂きました。
どうぞよろしくお願い致します。

そして…
年に1、2回ほど耳にしますが…
Sabre(サブレ)…では御座いません（汗、
Sabre(セイバー)です！（笑。

13回、Sabre(セイバー)が出現しました！
もう、みなさんの記憶に留めていただけたことと思います。

知野選手ご自身のみならず、Sabre(セイバー)を愛するダーツプレイヤーのみなさんのユーザビリティを考慮して完成した、セイバーMasumi SP2。
ぜひ、お手にとってください。

知野選手、貴重なお話をありがとうございました。